言葉
先日、ラジオを聞いていると、パーソナリティの方がある場面で聞いた言葉が、背筋が寒くなるほどの衝撃を受けたという話をしていました。
それは、とある歌舞伎の稽古場でのお話。
中高生向けに、日本の伝統芸能を知ってもらおうと、先代の三代目市川猿之助さん(現:市川猿翁さん)が主催となって公演をする際に、共演の役者さんに向けた叱責の言葉。かなり長いですが、記憶の限り、自分のメモ代わりにも書き記しておきたいと思います。
『だからあんたには「華」がないっつうんだよ!早変わりをするんだったら、早変わりをしたという顔で出てらっしゃい!それが役者の華だよ!あんたはねぇ、早変わりをしてもねぇ、早変わりをしたのがわからないんだよ。舞台の俳優が早変わりをして、その早変わりした本人になりきって出てくるバカがどこにあるんだい!あたしゃちょっと前までこの役をやってたけども、衣装を変えてこっちになったんだっていう「差」の「華」さ。ほんの一息でいいから、疲れてるんだったら疲れてるって肩に出してご覧!それが華んなるんだ!元気いっぱいの役者なんざぁねぇ、お客さん銭払って見やしないんだよ!あぁ無理なさってるっていうところから、おあし(お銭)が出てくるんだよ!』
まさに衝撃。役者の「華」は、完璧すぎるところには無いんだと。
特に、中高生向けにわかりやすくを心掛けているという点もあるのでしょうが、見ている側にとって完璧な早変わりは「わからない」んだって仰るわけですな。
完璧にできてしまったものに価値はない。
当然、様々な考え方があるのでしょうが、完璧を目指すところに価値があり、そのプロセスと結果が大事であるということなのでしょう。
先日亡くなられた立川談志さんも仰ってましたね。
「努力とはバカに与えた夢である」
日々の努力と、目指すものの大事さを痛感しました。
え?珍しく真面目な話だって?
そりゃあ僕らも「華」がないといけませんから。
それは、とある歌舞伎の稽古場でのお話。
中高生向けに、日本の伝統芸能を知ってもらおうと、先代の三代目市川猿之助さん(現:市川猿翁さん)が主催となって公演をする際に、共演の役者さんに向けた叱責の言葉。かなり長いですが、記憶の限り、自分のメモ代わりにも書き記しておきたいと思います。
『だからあんたには「華」がないっつうんだよ!早変わりをするんだったら、早変わりをしたという顔で出てらっしゃい!それが役者の華だよ!あんたはねぇ、早変わりをしてもねぇ、早変わりをしたのがわからないんだよ。舞台の俳優が早変わりをして、その早変わりした本人になりきって出てくるバカがどこにあるんだい!あたしゃちょっと前までこの役をやってたけども、衣装を変えてこっちになったんだっていう「差」の「華」さ。ほんの一息でいいから、疲れてるんだったら疲れてるって肩に出してご覧!それが華んなるんだ!元気いっぱいの役者なんざぁねぇ、お客さん銭払って見やしないんだよ!あぁ無理なさってるっていうところから、おあし(お銭)が出てくるんだよ!』
まさに衝撃。役者の「華」は、完璧すぎるところには無いんだと。
特に、中高生向けにわかりやすくを心掛けているという点もあるのでしょうが、見ている側にとって完璧な早変わりは「わからない」んだって仰るわけですな。
完璧にできてしまったものに価値はない。
当然、様々な考え方があるのでしょうが、完璧を目指すところに価値があり、そのプロセスと結果が大事であるということなのでしょう。
先日亡くなられた立川談志さんも仰ってましたね。
「努力とはバカに与えた夢である」
日々の努力と、目指すものの大事さを痛感しました。
え?珍しく真面目な話だって?
そりゃあ僕らも「華」がないといけませんから。
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